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Channel: 少年ブリーフ
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中学2年の夏,林間学校

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その頃,ぼくにはG君という親友がいました。中2で同じクラスなってから,急速に仲良くなったのです。一緒にいるだけで楽しい友達がG君でした。

 夜,ぼくとG君は隣り合って布団に入りました。就寝後も小声で何気ない話をしていましたが,G君が少し黙ったかと思うと,
「T君(ぼく),生えてる?」
 と真顔で聞いてきます。

 ぼくは小6の冬から生え初めて,林間学校の時には,逆三角形をかたどっていました。でも,生えていることへの羞恥心が強くて質問には答えられず,
「自分から言いなよ。G君はどうなの?」
 と返すのが精一杯でした。

「生えていないんだ。」
 G君は周囲に聞こえないように囁きました。

 それまで,G君と性的な会話をするのはごく稀でした。クラスの中では,生えているのが暗黙の了解でしたから,G君も生えているものと思っていました。配膳係だったぼくは,G君とは別々に入浴していました。

 ぼくが繰り返し聞くと,G君は,
「本当に生えていないんだ。T君(ぼく)は生えてるんでしょ?」
 と答えます。

 G君がぼくにウソを言わないのはわかっていましたけど,“自分が生えているから,G君も生えていてほしい”気持ちが,ぼくにはありました。
「全然生えていないの?ほんとかどうか触らせて。」
 ぼくはG君に頼みました。

 指先に伝わるG君の下腹部は本当にツルツルで産毛すら感じませんでした。スベスベした感触しか手に伝わってきません。チンコの付け根に手を伸ばしてみても,そうでした。G君の言葉どおりでした。
 「本当だ。」
 ぼくは呟きました。

 パンツから手を抜くと,G君がぼくの返答を待っています。でも,恥ずかしさからか,生えていることを口に出せませんでした。
 「触ればわかるよ。」
 ぼくが言うと,G君はおずおずとぼくのパンツに手を入れてきました。
 「やっぱり生えているんだ。」
 指に毛の存在を感じると,G君は呟きました。生えている範囲を指で確かめるようにしながら,手を動かしています。時々,毛を引っ張っているのが,わかりました。

 G君は付け根の近くまでしか触れませんでしたが,その手の感触と動きが気持ち良くて,ぼくは勃起しそうになりました。
 「G君,あ,あの…」
 G君が訝りながらも触りつづけて,ぼくが口篭もっていると,
 「ご,ごめん。」
 と一言残してから,G君の手がパンツから抜かれました。ぼくの固く勃起したチンコが,G君の手に触れたからです。勃起しそうと思ったときには,もう勃起するのを止められませんでした。

 「…ごめん。」
 ぼくも謝りました。お互いに無言の時間が過ぎます。
目を開けると,次の日の早朝でした。横にG君の寝顔がありました。

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